はじめに
Rubyは、1990年代半ばにまつもとゆきひろ氏(RubyコミュニティではMatzとも呼ばれる)によって日本で開発された純粋なオブジェクト指向言語です。
Rubyは、すでに広く使われている言語と構文が似ているため、簡単にプログラミングを習得することができます。
ここでは、Ruby言語の基本的な構文について学びます。
基本構文について学ぶ
“Hello World!”を表示する簡単なプログラムを書いてみましょう。
puts "Hello World!";
#出力
Hello World!
Rubyの行末
Rubyでは、改行文字( \n) とセミコロン(;)を文の終わりと解釈しています。
*行末に+、-、バックスラッシュがある場合は、文の継続を示します。
Rubyの空白文字
Rubyのコードでは、スペースやタブなどの空白文字は、文字列中に現れる場合を除き、一般的に無視されます。
a / b は a/b と解釈する (ここでの a は変数)
a b は a(b) と解釈します。(ここでのaはメソッド)
def a(u)
return 1
end
a = 5
b = 2
puts(a - b)
puts(a b) #a(b)と解釈される。
#出力
3
1
RubyのBEGINとEND文
BEGIN文は、プログラムが実行される前に呼び出される必要があるコードの一部を宣言するために使用されます。
同様に、ENDはプログラムの最後に呼び出すべきコードの一部を宣言するために使用されます。
BEGIN
{
# ここにコードを記載
}
END
{
# ここにコードを記載
}
sample)
puts "BIGINとEND"
BEGIN {
puts "The BEGINNING"
}
puts "BIGINとEND"
END {
puts "END"
}
#出力
The BEGINNING
BIGINとEND
BIGINとEND
Rubyのコメント
コメントは、コードの一部を隠します。
コメントは、行頭にハッシュ文字(#)を使って、さまざまな方法で書くことができます。
#一行のコメント
#複数行の
#コメント
=bigin
複数行の時は
こういう
書き方も
あるよ
=end
Rubyの識別子
識別子は、変数、定数、関数/メソッドの名前です。
Ruby の識別子は大文字と小文字を区別します。
Rubyの識別子は、英数字とアンダースコア( _ )で構成されることがあります。
例)player_1、item_1
Rubyのキーワード
Rubyの予約語のうち、定数や変数名として使用できないものをRubyのキーワードと呼びます。
<一覧>
BEGIN | do | next | then |
END | else | nil | true |
alias | elsif | not | undef |
and | end | or | unless |
begin | ensure | redo | until |
case | for | retry | while |
break | false | rescue | when |
def | in | self | __FILE__ |
class | if | return | while |