ActiveRecordのfind_byメソッドの使い方
ActiveRecordのfind_byメソッドは、指定した属性値を持つレコードを1件取得する際に使用します。
使い方は次のようになります。
モデル名.find_by(カラム1: value1, カラム2: value2, ...)
例えば、Userモデルからemailが”john@example.com“のレコードを取得する場合は、次のようになります。
user = User.find_by(email: "john@example.com")
これにより、emailが”john@example.com”のユーザーのレコードが取得されます。 もし、指定した条件に合うレコードが存在しない場合はnilが返ります。
find_byメソッドはfindメソッドと違って、主キーではなく属性値を指定して、個別のレコードを取得するのに適しています。
また、複数のレコードを取得する場合には、whereメソッドなどを使用しましょう。
ちなみに、find_byメソッドは、find_by_*という使い方ができます。
例えば、find_by_emailメソッドではemailカラムで検索し、find_by_email_and_nameメソッドでは、emailとnameカラムで検索することができます。
ActiveRecordのfind_by!メソッドの使い方
ActiveRecordのfind_by!メソッドは、find_byメソッドと同じように指定した属性値を持つレコードを1件取得します。
違いとしてはfind_by!メソッドは、取得に失敗した場合にActiveRecord::RecordNotFound例外を発生させます。
使い方は次のようになります。
モデル名.find_by!(カラム1: value1, カラム2: value2, ...)
例えば、Userモデルからemailが”john@example.com”のレコードを取得する場合は、次のようになります。
user = User.find_by!(email: "john@example.com")
これにより、emailが”john@example.com”のユーザーのレコードが取得されます。
もし、指定した条件に合うレコードが存在しない場合はActiveRecord::RecordNotFound例外が発生します。
find_by!メソッドは、find!メソッドと同じように、取得に失敗した場合に明確なエラーを伝えることができるため、取得に失敗しても致命的なエラーではない場合に使用することができます。
例外処理を記述も合わせたコード例は以下の通りです。
begin
user = User.find_by!(email: "john@example.com")
rescue ActiveRecord::RecordNotFound => e
puts "エラー: #{e.message}"
end
このように、find_by!メソッドを使用することで、取得に失敗した場合に明確なエラーを伝えることができます。
また、取得したいレコードが複数存在する場合には、find_byメソッドの代わりに、whereメソッドやfind_by_sqlメソッドなどを使用しましょう。