JavaScriptのfor文とは
JavaScriptのfor文は、指定された回数だけ処理を繰り返すためのループ構文です。構文は以下の通りです。
for (初期化式; 条件式; 更新式) {
// 処理
}- 初期化式：ループ開始前に1度だけ実行される式。
- 条件式：ループを継続するための条件。真であれば処理を続け、偽であればループを抜ける。
- 更新式：ループの最後に毎回実行される式
具体的なコード例
以下は1から10までの数字を出力するfor文の例です。
for (let i = 1; i <= 10; i++) {
console.log(i);
}この例では、初期化式で変数iを宣言し、1に初期化しています。条件式でiが10以下であることを指定しているため、iが10になるまで繰り返し処理を行います。更新式でiに1を加算しているため、iは毎回1ずつ増加します。
また、for文を使用して配列やオブジェクトの要素を反復処理することもできます。
例えば、配列を反復処理する場合は以下のように記述します。
let array = [1, 2, 3, 4, 5];
for (let i = 0; i < array.length; i++) {
console.log(array[i]);
}この例では、配列arrayの要素を順番に出力しています。
また、オブジェクトを反復処理する場合は以下のように記述します。
let object = {a: 1, b: 2, c: 3};
for (let key in object) {
console.log(key + ': ' + object[key]);
}この例では、オブジェクトobjectのキーと値を順番に出力しています。
これらの例は反復処理の概要を示しているため、実際のアプリケーションでは、必要に応じて条件式や更新式を調整することができます。
