JavaScriptのデータ型とは
JavaScriptには、JavaやC#といった他のプログラミング言語と同様のデータ型があります。
JavaScriptは動的で緩やかな型付けを行う言語です。これは、変数の型を指定する必要がないことを意味し、どんな型の値でも代入することができます。
var myvariable = 1; // 数値型
myvariable = 'one'; // 文字列型
myvariable = 1.1; // 不動小数点数型
myvariable = true; // 真偽型
myvariable = null; // null
上の例では、JavaScriptの疎型特性を示すために、同じ変数に異なる型の値を代入しています。1, ‘one’, 1.1, trueは異なるデータ型の値です。
またJavaScriptには、最新のECMAScript 5.1に従って、プリミティブと非プリミティブのデータ型があります。
JavaScriptのプリミティブデータ型
プリミティブデータ型は、JavaScriptにおけるデータ値の最下層に位置するものです。
typeof 演算子はプリミティブなデータ型と一緒に使うことで、値の型を知ることができます。
JavaScriptのプリミティブデータ型は次のとおりです。
データ型 | 説明 |
String | 文字列は、’ ‘ または ” ” または ` `(ティックサイン)で囲まれたテキストコンテンツです。 |
Number | Number は数値です。 |
BigInt | BigInt は任意精度形式の数値です。 |
Boolean | Booleanは論理データ型であり、trueとfalseの2つの値のみを持ちます。 |
Null | null値は、値の不在を表します。 |
Undefined | undefinedは、値が割り当てられていない変数のデフォルト値です。 |
構造的なデータ型
構造データ型は、プリミティブデータを含む何らかの構造体のことです。
データ型 | 説明 |
Object | オブジェクトは、プロパティとメソッドで複数の値を保持します。 |
Date | Dateオブジェクトは、日、月、年、時、分、秒、ミリ秒を含む日付と時刻を表します。 |
Array | Array(配列)は、特殊な構文で複数の値を格納します。 |