JavaScriptのforループの構文
JavaScriptには、JavaやC#のようなfor loopがあります。繰り返しコードを実行するにはforループ文を使います。
for(初期値; 条件式; インクリメント式) {
// 繰り返し行う処理
}
forループは、以下の3つの部分で構成されています。
- 初期値:カウンター変数を初期化する
- 条件式:次の反復でtrueとなる条件を指定する
- インクリメント式:カウンター変数を増加させる
以下がfor文を使用した簡単な例です。
for (let i = 0; i < 3; i++) {
console.log(i);
}
// 0
// 1
// 2
上記の例では、let i = 0はカウンター変数の初期化文であり、値0の変数iを宣言しています。2番目のi < 3は条件文であり、iが3より小さいかどうかをチェックします。3番目のi++は反復処理文であり、++演算子を使ってiの値を1に増やします。
また、これら3つの部分はすべてセミコロン「;」で区切られます。
for文で配列の要素にアクセスする方法
forループは、配列の値を取得する場合にも使用することができます。
let arr = [100, 110, 120, 130, 140];
for (let i = 0; i < 5; i++) {
console.log(arr[i]);
}
// 100
// 110
// 120
// 130
// 140
特殊なfor文の書き方
なお、初期化文、条件式、インクリメント式はブラケットで指定する必要はありません。
初期化は、forループを開始する前に指定することもできます。
条件文とインクリメント文は、ブロックの中に入れても大丈夫です。
let arr = [10, 11, 12];
let i = 0; // 初期化文
for (; ;) {
if (i >= 3) // 条件式
break;
console.log(arr[i]);
i++; // インクリメント文
}
// 10
// 11
// 12