JavaScriptのcontinueやbreakの使い方を解説!
JavaScriptには、ループ処理中に特定の条件に達した時に、次のイテレーションに移るためのcontinueと、ループ処理を強制的に終了するためのbreakがあります。
- continueは、次のイテレーションに移るために使用します。特定の条件に達した場合は、その時点でのイテレーションをスキップします。
- breakは、ループ処理を強制的に終了するために使用します。特定の条件に達した場合は、そのループを終了します。
具体的なコード例
以下は配列の要素を反復処理し、特定の値に達した時点でループを終了する例です。
let array = [1, 2, 3, 4, 5, 6];
for (let i = 0; i < array.length; i++) {
if (array[i] === 4) {
break;
}
console.log(array[i]);
}
この例では、配列arrayの要素を反復処理しています。配列の要素が4になった時点で、breakステートメントが実行されるため、そのループを終了します。
同じように、continueステートメントを使用すれば特定の値に達した時点で次のイテレーションに移れます。
let array = [1, 2, 3, 4, 5, 6];
for (let i = 0; i < array.length; i++) {
if (array[i] === 4) {
continue;
}
console.log(array[i]);
}
この例では、配列arrayの要素を反復処理しています。配列の要素が4になった時点で、continueステートメントが実行されるため、そのイテレーションをスキップして次のイテレーションに移ります。
ループ内に別のループがある場合でも使える
breakやcontinueはループの中に嵌った別のループにも適用されます。例えば、以下は二重のfor文で、外側のループのインデックスが3になった時点で、内側のループも終了させる例です。
for (let i = 0; i < 5; i++) {
if (i === 3) {
break;
}
for (let j = 0; j < 5; j++) {
console.log(i, j);
}
}
この例では、外側のfor文が3になった時点でbreakステートメントが実行されるため、そのループを終了します。その結果、内側のfor文も終了します。
また、同じようにcontinueステートメントを使用すれば、特定の条件に達した時点で、内側のループだけスキップし、外側のループを継続させることもできます。