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JavaScriptで文字列の中にある改行文字を削除する方法
JavaScriptにおいて、文字列中に含まれている改行文字を削除する方法はいくつかあります。
ここでは、以下の4通りのやり方について解説していきます。
- replace()と正規表現を使う
- trim()を使う
- trimStart()を使う
- trimEnd()を使う
順に説明しますね。
1. replace()と正規表現を使う
JavaScriptのreplace()の第一引数に改行文字を表す正規表現を、第二引数に空文字を渡すことで、「文字列内の改行文字を空文字に置き換える(つまり改行文字を削除する)」ことができます。
文字列.replace(/\r?\n/g,"");
replace()と正規表現で改行文字を削除するコード例
末尾に改行文字が含まれているケース
'Tokyo\n'.replace(/\r?\n/g,"");
// 'Tokyo'
文字列の中間に改行文字が含まれているケース
'I like baseball.\n I like tennis too.'.replace(/\r?\n/g,"");
// 'I like baseball. I like tennis too.'
2. trim()を使う
改行文字が文字列の先頭 or 末尾に含まれている場合はJavaScriptのtrim()メソッドを使って改行文字を取り除くことができます。
文字列.trim()
ただし、文字列の中間にある改行文字を取り除くことはできないので注意しましょう。
trim()で改行文字を削除するコード例
文字列の先頭か末尾に改行文字が含まれているケース
'Tokyo\n'.trim() // 'Tokyo'
'\nTokyo'.trim() // 'Tokyo'
文字列の中間に改行文字がある場合は削除できない↓
'I like baseball.\n I like tennis too.\n'.trim()
// 'I like baseball.\n I like tennis too.'
末尾の改行文字は削除できたのに対して、中間にあるのは削除できないのが分かりますね。
3. trimStart()を使う→先頭に改行文字がある場合
文字列の先頭に改行文字がある場合は、JavaScriptのtrimStart()メソッドを使っても削除することができます。
文字列.trimStart()
明示的に「先頭にある改行文字を削除します」ということを表したいなら、trim()を使うよりも分かりやすくて良いですね。
trimStart()で改行文字を削除するコード例
'\nTokyo'.trimStart() // 'Tokyo'
末尾の改行文字は削除できないので、注意しましょう。
'Tokyo\n'.trimStart() // 'Tokyo\n'
4. trimEnd()を使う→末尾に改行文字がある場合
文字列の末尾に改行文字が含まれている場合は、JavaScriptのtrimEnd()メソッドをしようすることでも削除できます。
文字列.trimEnd()
trimEnd()を使って末尾の改行文字を削除するコード例
'Tokyo\n'.trimEnd() // 'Tokyo'
改行文字が先頭にある場合は、削除できないので注意しましょう。
'\nTokyo'.trimEnd() // '\nTokyo'