JavaScriptのincludes()メソッドで「存在」を確かめる
JavaScriptの配列型のメソッドであるincludes()を使用することで、配列内に任意の要素があるかどうかを確認することができます。
基本的な構文は以下の通りです。
配列.includes(要素)
上記のように記述すると、引数に渡した要素が、配列内に含まれているかをチェックします。
- 文字列
- 数値
- null
- undefined
が配列の中に含まれているか確認するコード例を、以下で順に紹介します。
includes()で任意の文字列が含まれているかを確認する
names配列に特定の文字列が含まれているかを確かめます。
let names = ['田中', '佐藤', '鈴木', '本田', '森田']
names.includes('本田') // true
names.includes('小島') // false
names配列に(‘本田’)は含まれるのでtrueが返りますが、(‘小島’)は含まれないのでfalseが返ります。
includes()で任意の数値が含まれているかを確認する
numbers配列に特定の数値が含まれているかを確かめます。
let numbers = [100, 200, 300, 400, 500]
numbers.includes(300) // true
numbers.includes(999) // false
includes()でnullが含まれるかを確認する
nullが含まれているか確認することもできます。
let sample = [1, 2, null, 3]
numbers.includes(null) // true
includes()でundefinedが含まれるかを確認する
undefinedが含まれているかを確かめることも可能です。
let sample = [1, 2, 3, undefined]
numbers.includes(undefined) // true
JavaScriptのfind()メソッドで配列が要素を含むか確認する
配列型のfind()メソッドを使用することで、配列に対して特定の要素が含まれるかを判別することが可能です。
基本的な構文は以下の通りで、「要素」の部分に含まれているかどうかを確認したい要素を当てはめます。
let result = 配列.find((e) => e == 要素)
find()メソッドの結果、要素が含まれていればその要素が返り、含まれてなければ undefined が返ります。
そのため、もし配列が特定の要素を含む場合に処理を実行したいとしたら、以下のように戻り値がundefinedでなければ処理を行うように記述すれば大丈夫です。
let result = 配列.find((e) => e == 要素)
if (result != undefined) {
// 処理
}
それでは、find()メソッドを使って
- 文字列
- 数値
- null
- undefined
が配列の中に含まれているか確認するコード例を、以下で順に紹介します。
find()で任意の文字列が含まれているかを確認する
names配列に特定の文字列が含まれているかを確かめます。
let names = ['田中', '佐藤', '鈴木', '本田', '森田']
let result1 = names.find((name) => name == '本田')
let result2 = names.find((name) => name == '小島')
console.log(result1) // '本田'
console.log(result2) // undefined
names配列に(‘本田’)は含まれるのでtrueが返りますが、(‘小島’)は含まれないのでfalseが返ります。
find()で任意の数値が含まれているかを確認する
numbers配列に特定の数値が含まれているかを確かめます。
let numbers = [100, 200, 300, 400, 500]
let result1 = numbers.find((num) => num == 200)
let result2 = numbers.find((num) => num == 888)
console.log(result1) // 200
console.log(result2) // undefined
find()でnullが含まれるかを確認する
nullが含まれているか確認することもできます。
let sample = [1, 2, null, 3]
let result = sample.find((e) => e == null)
console.log(result) // null
返り値にはしっかりとnullが返ってきます。